フリーランスの勉強法

フリーランスの勉強法

フリーランスの勉強法

この記事は

  • 「フリーランスになったけど、稼げるスキルがない…」
  • 「フリーランスとして活動を続けるために、スキルアップしていきたい」
  • 「フリーランスになってからは独学ばかり。良い勉強法はあるかな?」

という悩みを持つ方に向けた記事です。

会社員として生活していると、入社時から業務に必要な教育を会社が教育します。また、昇進や異動によって働き方が変わる場合も、会社が適宜研修を行います。

しかしフリーランスとして独立すると、自分の市場価値を保ち続けるためには自己投資が必要です。

この記事では、フリーランスとして活動を続けていくためにはどんな勉強法があるのかをご紹介し、市場価値をより高めていくためのスキルアップ方法をご紹介していきます。

最終的にはフリーランスの勉強法について詳しくなり、自分にとってベストな勉強法を見つけられるようになることを目指します。

それでは、フリーランスの勉強法についてご紹介していきます。

目次

フリーランスのスキル獲得の重要性

まずは、フリーランスが自己投資してスキルを習得していく重要性についてご紹介していきましょう。

「できる」ことと「稼げる」ことは同じではない

フリーランスとして独立する際、多くの人は自分が持っているスキルを使って収入を得ていこうと考えます。この考え方は悪くありませんが、もし持っているスキルが市場から評価されないスキルであれば「稼ぐ」ということはできません。

例えば、ライティング業務は単価の幅が非常に大きなジャンルです。本記事の執筆者はライティング業務で収入を得ていますが、「文章を書く」ということ自体に大きなハードルはありません。

義務教育を受けていれば大抵の方は年に何度も作文を書いた経験があるでしょうから、極論を言えば「誰でもできる仕事」ともいえます。

そんなライティング業務の中で単価を分けるのは「専門知識の有無」です。

専門的な知識やスキル、ノウハウを誰にでもわかりやすく解説できるスキルがあれば、知識がない人に比べて高い金額で仕事を受けることができます。

このように、文章を書くこと自体は誰にでもできますが、稼げるようになるためには専門的な知識やスキルが不可欠です。そして、専門知識やスキルは需要が高い分野であるほど単価が高くなります。

お金に繋がるスキルがなければ、勉強して身につけよう

「フリーランスとして独立したけど、稼げるスキルがない…」という場合でも問題ありません。スキルは身につければ良いのです。

プログラミングの分野で例えると、プログラミング言語は技術の進歩と共に日々進化し、新しい言語が生まれています。

エンジニアにソフトウェアの開発環境を提供している「GitHub」はサービス公開10周年を記念した特設ページでGitHubに関する様々な情報を提供しています。

特設ページの中ではGitHubで利用されているプログラミング言語のランキング推移や、この1年で利用率が急上昇している言語が紹介されています。このような情報から、プログラミング言語の栄華盛衰が見て取れます。

GitHub内で使用されているプログラミング言語の割合は2014年から2019年まで「JavaScript」が首位を独走していますが、2014年には4位だった「Python」が2位に躍進しています。

また、利用が急増しているプログラミング言語として「Dart」が前年比532%を記録するなど、様々なプログラミング言語を使用できることが重要になりつつあります。

参考URL:Github公式サイト「The State of the OCTOVERSE」 https://octoverse.github.com/

フリーランスとして活躍しているエンジニアは、複数のプログラミング言語を習得して単価の高い案件を次々と受注していきます。

エンジニアに限らず、お金に繋がるスキルがなければ積極的に新たなスキルを身につけるよう勉強していくことが重要です。

自分に必要な知識を棚卸ししてみよう

自分に必要な知識を棚卸ししてみよう

フリーランスとして勉強するためには、まず「どんな知識・スキルを学ぶべきか」を自分自身が理解する必要があります。この章では、勉強する前に必要な知識やスキルの棚卸しについてご紹介していきます。

業務に必要な知識はなに?

まずはフリーランスとしての生存戦略を立てましょう。勉強には時間も費用も必要なので、自分がこれからどんなキャリアを歩んでいくか考えてスキルを身につけないと、後から振り返って「別のスキルを身につけておけば良かった」と後悔することになりかねません。

企業に勤めているのであれば、勉強法やスキルの身につけ方を組織として共有したり、場合によっては企業の投資で知識やスキルを身につけることができます。

しかし、フリーランスの場合は自分から勉強していかないと業界のトレンドや必要とされる知識やスキルが身につかずに仕事を受注できなくなるリスクがあります。

まずは業務に必要なスキルは何か。自分には何ができて何が足りないのかを把握することが勉強の第一歩です。

自分の強みを伸ばすために、どんな知識が必要か考える

「できる」と「稼げる」に乖離がある場合、自分のキャリアをどう伸ばしていくかは悩むところです。フリーランスとしてやりたい仕事に注力するか、稼げる仕事に注力するかは人それぞれです。

自分の強みを伸ばしつつ、稼げるようになるのがベストなので、まずは自分の強みを伸ばすためにどんな知識が必要か考えてみましょう。

同時に、これから業界や市場で求められるであろう知識やスキルを洗い出し、自分が歩みたいキャリアに必要な知識やスキルを棚卸ししてみましょう。

求める知識はどうすれば得られるか検討する

棚卸しによって必要な知識やスキルが決まったら、その知識はどうすれば得られるかを検討します。次章でご紹介していきますが、知識の習得方法は様々です。

自分が求めるスキルがどうすれば習得できるかを調べ、必要な方法で知識やスキルを習得していきましょう。

フリーランスの勉強法紹介

フリーランスの勉強法紹介

フリーランスが知識やスキルを習得する場合、どんな勉強法があるのかをご紹介していきましょう。
この章では、以下の7つの勉強方法についてご紹介していきます。

  • Google検索
  • SNSで著名人をフォロー
  • YouTubeの視聴
  • 本の購入
  • セミナーへの参加
  • 有料講座などコンテンツの購入
  • オンラインサロンへの参加

Google検索

最もポピュラーな方法はGoogle検索です。自分に合う勉強法を探し始めるところから、おすすめの勉強法まで、今やインターネットで検索できない情報はほとんど無いといっても過言ではないでしょう。

Google検索が最も簡単で投資の必要もなくできる勉強法の探し方です。

内容によっては無料で学習コンテンツが提供されていたり、ノウハウが紹介されている場合があります。

まずは、Google検索で必要な知識や身に付けると良いスキルを検索してから時間やお金の投資先を探してみると良いでしょう。

SNSで著名人をフォロー

SNSが発達した現代では、著名人をSNSでフォローするのも有効です。特に業界で有名な人をフォローしておくと、その人の発信する情報から、業界の動向や次の時代に求められる知識やスキルを得られる場合があります。

SNSのフォローもGoogle検索と同様に無料で利用できるので、積極的に活用していきましょう。

YouTubeの視聴

最近では、YouTubeで様々な動画コンテンツが提供されており、その中にはノウハウ系の動画も多数あります。業界に関する情報発信に特化したYouTuberがいれば、知識やスキルの習得に必要なノウハウを動画で提供している可能性があります。

YouTubeの視聴も広告表示を気にしなければ無料で視聴可能です。Google検索や著名人のSNSフォローと併行して取り組んでいきましょう。

本の購入

いくらインターネット経由で情報が集められるといっても、本から得られる情報は「専門性」の点で特に有益です。検索しても見つからないような専門的な情報やノウハウは本を通して得ることをおすすめします。

特に、インターネット化が遅れている業界や分野の知識やノウハウを得る場合には本を購入しないと学べない場合があります。

本のレビューなどを参考にしながら、必要な知識が得られる本を購入すると良いでしょう。

セミナーへの参加

業界のトレンドについて学んだり必要な知識やスキルを得るためにはセミナーに参加することも有効です。講演形式のセミナーもあれば、勉強会形式のセミナーもあり、内容は様々です。

セミナーには無料のセミナーと有料のセミナーがありますが、有料セミナーは講師によって成果や費用対効果が変わってきます。有料セミナーに参加する場合は、評判を確認してから申し込むようにしましょう。

有料講座などコンテンツの購入

必要とする知識やスキルの内容によってはオンラインでの有料講座が提供されている場合があります。動画を視聴し、確認テストで習熟度を確認するなど、コンテンツによって内容は様々です。特に資格取得を考えている場合は有料講座が充実しているので、検討しても良いでしょう。

オンラインサロンへの参加

近年は、オンラインサロンで知識やスキルを習得することも可能です。オンラインサロンとは、月額制のインターネットコミュニティのことで、加入すると非公開のグループウェアに招待され、その中でノウハウの共有や勉強会などが実施されています。

オンラインサロンに参加すると、知識やスキルの習得だけでなく案件の紹介なども行われています。月額はオンラインサロンによって異なりますが数千円から数万円で参加できます。興味があるオンラインサロンがあれば参加してみると良いでしょう。

筆者の場合の勉強法

筆者は兼業ライターとして活動していますが、ライティングのスキルを身につけるために本を買い、オンラインサロンに参加しています。プロとして文章を書くために「どんな文章構成が有効か」「インターネットにおける良い記事とは何か」を学べるような本を購読します。

オンラインサロンでは定期的にオンライン勉強会が開催されており、初めてライターに取り組む方にもわかりやすく仕事の見つけ方や文章の作成方法を解説しています。

また、友人のフリーランスエンジニアは新たなプログラミング言語を習得するために、30万円ほどの投資をして有料講座を受講しています。学んでいるプログラミング言語でコンテンツを作成する宿題が出され、講師による採点とフィードバックも行われる本格的な講座です。

勉強するためには時間やお金の投資が不可欠ですが、自身の求める知識やスキルが効率よく学べるよう、投資先の選択はしっかり考えておきましょう。

フリーランスエンジニアはどう勉強している?代表的な勉強法を紹介

フリーランスエンジニアはどうやって勉強しているのでしょうか。この章では、現役のフリーランスエンジニア3名にインタビューした6つの勉強内容についてご紹介していきます。

  • 未経験のフリーランスエンジニアはまずGoogle検索
  • 本を購入しての勉強
  • 勉強会への参加
  • オンライン講座の受講
  • 学校でのプログラミング講座の受講

未経験のフリーランスエンジニアはまずGoogle検索

エンジニアとしての経験がない場合は、まずどんな言語を勉強するのがよいのか、どうやって勉強するかなどをGoogle検索で調べます。ご紹介した通り、最近のトレンドはPythonですが、他にも様々なプログラミング言語が登場しています。言語の種類によってよく使用されている環境が異なるので、自分のこれからのキャリアを見据えて言語を選択すると良いでしょう。

特にIT分野のスキルやノウハウはインターネット上で豊富に紹介されています。また、勉強法や疑問・質問についても様々なブログやサイトで紹介されています。分からないことがあればまずGoogle検索で解決方法を探してみましょう。

本を購入しての勉強

習得する言語が決まったら本を購入して知識を深めていきます。プログラミング言語を覚える場合、言語によって「この本は読んでおいた方が良い」とされている書籍があります。例えば、Pythonを習得するのであれば「入門 Python3(出版:オライリージャパン)」は必読と言われるほどの優良書籍です。

どの言語にもこのような初心者向け書籍が発売されているので、本を読みながら勉強を進めていくと良いでしょう。

勉強会への参加

Google検索や書籍の購入で問題が解決しない場合や、相談できる人を探したい場合には勉強会に参加するのも有効です。勉強会には経験豊富な講師や、自己研鑽や情報交換のために勉強会に参加するベテランのエンジニアもいます。

地域によってはエンジニアのコミュニティが存在しているので、知識を習得し、疑問点を相談できるフリーランス仲間を作りたい場合には勉強会に参加するのも良いでしょう。

オンライン講座の受講

最近は、オンライン講座も提供されています。オンライン講座は学校の授業のように講座回数が決まっており、授業形式で動画が再生されたり、練習問題が出題されるなど形式は様々です。

今回取材した友人のフリーランスエンジニアは、常駐しているプロジェクトが一段落したタイミングで、半月ほど集中的にオンライン講座を受講して新たなプログラミング言語を習得しました、

オンライン講座は専任の講師がつき、動画講座を視聴しながら練習としてコンテンツを作成して習熟度を上げていく形式で、質問は随時チャットやビデオ通話の画面共有でお互いが状況を確認しながら疑問点を解決するという手法で進められていました。

費用は30万円ほどで、本人いわく「これまでのどの勉強方法より効率的に学べる」とのことでした。

学校でのプログラミング講座の受講

オンライン講座よりも対面でしっかりプログラミングを教えて欲しいという場合には学校に通ってプログラミングを勉強すると良いでしょう。

専門学校のように数年かけてプログラミングについてしっかり学ぶことも良いでしょう。また、最近はプログラミングスクールもあり、覚えたい言語を3ヶ月や半年、1年などの期間で教えてくれるスクールもあります。

目標とする習熟度や言語の内容などによって期間や内容を検討すると良いでしょう。

まとめ:どんな知識が必要か、整理してから投資しよう

ご紹介した通り、フリーランスが勉強するためには様々な選択肢があります。筆者はライターとしての専門性を高めるために国家資格を取得しました。そのために約半年間の養成講座にも参加してきました。時間とお金の投資は少なくありませんでしたが、こうして文章のプロとしての専門性を高めていくことがこれからの活動において重要だと判断して投資しました。

「人生100年時代」といわれますが、これからは時代のニーズに応じたスキルを柔軟に身につけられる人が生き残っていくでしょう。

特にフリーランスは自分の強みを見つけ、自分で伸ばしていくことが重要です。ぜひ皆さんも自分がこれから伸ばしていきたい分野を見つけ、勉強して新たな強みを身につけていってください。

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